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不育症の助成金について

体外受精・胚移植などの不妊治療が保険適用となり、特定不妊治療に対する助成金は廃止されましたが、不育症の検査や治療に対する助成金はその限りではありません。

東京都をはじめとする多くの自治体では不育症助成金が支給されていますが、いくつか注意点があります。

1.流産検体を用いた染色体検査(絨毛染色体検査)は、3月までは先進医療として行われ国と自治体から5万円を上限とした助成金が下りていましたが、4月から保険適用となり助成金は廃止されました。保険適用にはなりましたが、すべての施設で保険適用になるわけではなく、ある要件を満たした施設のみ保険算定ができることになっています。

2.東京都の場合、流産検体を用いた染色体検査(絨毛染色体検査)も助成金の対象になっていますが、他の検査と合算して5万円が上限になっています。

3.東京都の助成金は全都が対象になっていますが、その他の県では市区町村ごとに助成の有無や金額が異なっています。また、検査だけでなく治療費も助成の対象になっている自治体もありますので、お住まいの自治体にお問い合わせ下さい。

4.最近、福岡県が不育症検査と治療に対して助成金を支給するすることが発表されました。その他の自治体でも不妊治療の保険適用に合わせるように不育症助成金の支給を始めていますので、自治体のホームページなどで確認していただきたいと思います。

不育症助成制度が広まり、全国どこでも助成が受けられるようになって欲しいものです。

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